相模原総合健診センター

人間ドック
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乳がん検診

乳がん検診のすすめ

女性のかかるがんの中で、乳がんの割合が年々増加しています。
定期的に画像診断による検診(乳房超音波・マンモグラフィー)も受けましょう。
受診される方の乳房の状態や、それぞれの検査の特性を生かして検査方法を選択、または組み合わせて受けることをお勧めします。当センターの診断方法として、乳房超音波・マンモグラフィーがあります。
※乳房視触診は2021年4月1日より廃止しております。


乳房超音波検査について

放射線被ばくの影響がないため、妊娠中の方や、短期間に繰り返し検査する必要のある方、また乳房に痛みや炎症外傷があり圧迫に耐えられない方に適しています。乳腺の発達している若年層の方や強い乳腺症の方は、乳腺の重なりのない画像が得られる乳房超音波での検査が特に有効です。

超音波はやまびこと同じ原理

超音波とは、人の耳には聞こえないほどの周波数の高い音です。
乳房に超音波を当てて、跳ね返ってくる音を画像化して検査します。音を使った検査なので、被ばくの影響はありません。

何がわかるの?

 超音波の反射でしこりを発見 
細やかな乳腺の構造を写し出し、乳房内の手には触れない数ミリのしこりや病変を見つけ出すのに特に優れた検査です。また、しこり内の状態がよくわかり、その後の診断に役立ちます。

どうやって検査するの?

 痛みもなく 
 ベッドに横になっている間に 
 終わります 
ベッドに仰向けになります。超音波を体に透りやすくするため、乳房にゼリーをつけます。その上からプローブという超音波を出す器具を乳房に当てて、乳房内の様子を検査します。
※当センターでは女性の超音波技師が検査します。

マンモグラフィー(乳房X線)について

乳管内にできる微細な石灰化を見つけるのに優れています。加齢や閉経後、乳腺が萎縮し、脂肪に置き換わってきた方に適しています。左右2枚ずつの写真で乳房のほぼ全体の情報が得られます。

乳房撮影とは?

乳房のX線写真のことで、マンモグラフィーと呼ばれています。
乳房は比較的やわらかい組織でできているために、専用のX線撮影装置を使って撮影します。

何が分かるの?

乳房にできる病気にはいろいろあり、良性の場合もあれば悪性の場合もあります。
マンモグラフィーでは、触っても判らないような小さな腫瘤だけでなく、しこりを作らない乳がんを見つけることもできます。特に、乳がんの初期症状の一つである石灰化を写し出すことに優れています。

被ばくによる危険性は?

マンモグラフィー撮影の放射線が人体へ及ぼす影響はほとんどありません。一回の撮影で乳房が受ける放射線の量は、東京からニューヨークへ飛行機で行くときに受ける自然放射線(宇宙線)の量の約半分ほどです。

どうやって撮影するの?

乳房をひきだしながら圧迫して、上下方向と斜め方向から、それぞれ左右1枚ずつ合計4枚の写真を撮影します。乳房の大きさ・形によってみえない部分が出てくる場合もありますので、追加撮影を行うことがあります。
※当センターでは女性のマンモグラフィー認定技師が検査します。
圧迫の必要性
乳房は人によって大きさや形が異なり、撮影の際の圧迫で痛みを感じる方もいらっしゃいますが、これはとても大事なことなのです。乳房をできる限り薄く均等に圧迫することによって、より少ない量のX線で乳腺の細部まで鮮明に見ることができるようになります。

授乳中の方へ

授乳期は、乳房に張りが出てしまい、適切な圧迫ができないため、検査が受けられない場合があります。
あらかじめご了承ください。

緊張せずにリラックスして望みましょう。
力を抜いていただく事で、痛みが少なく、また低被ばくへとつながります。