医療法人社団 相和会 渕野辺総合病院

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放射線室

放射線室では、病院の中央サービス部門としてMRIやX線を使用した画像検査を行っていますが、当院に加え、相模原総合健診センター、産業健診センター(健診車による出張健診)での業務も行っています。当院および相模原総合健診センターの画像情報はすべてデジタル化され、電子的に1元化管理することにより、いつでも過去の画像を含めて全ての画像が確認可能になっています。
業務は放射線科診断専門医、診療放射線技師、看護師、事務クラークのチームで安全で質の高い診療を目標に行っています。健診マンモグラフィー認定医師・撮影認定診療放射線技師、胃がん検診専門技師、肺がんCT検診認定医師・技師、医療情報技師、が在籍しています。不安な点、わからないことがありましたら、スタッフまでお気軽にお尋ねください。

放射線室で行っている検査については以下になります。


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単純撮影

健診などでご存じの胸部の他、腹部、骨などのX線撮影がこれにあたります。乳腺を対象とするマンモグラフィーも分類上は単純撮影に含まれますが、精度の高い専門化した領域になります。当院および相模原総合健診センターのマンモグラフィーは女性技師が担当します。

CT検査

人体を透過したX線をコンピュータで処理し、人体を輪切りにした断面像を得る検査です。脳神経疾患をはじめとする全身の疾患や救急医療では欠かせない検査となっています。当院では、2020年10月に64列
のMD-CTを新たに導入致しました。これにより、被ばく線量の低減、検査時間の短縮、金属アーチファクトの低減を実現しました。また、2種類の異なるエネルギー領域の画像(Dual Energy Imaging)を利用し、物質の分離や描出(骨折の有無、尿酸結石・非尿酸結石の鑑別)などの解析が可能となりました。高度な3次元画像も容易に作成可能です。運用により診断精度に差が出やすい検査ですが、当院では患者さん個々の病態に最適な方法を検討して検査を行っています。
肺がんCT検診は、相模原総合健診センターで受け付けています。当院には肺がんCT健診認定機構の認定医師・技師が複数在籍し、病変の検出に影響の出ない範囲で低線量の検査を行っています。

MRI検査

MRIはCT同様、体の断面を画像化する検査ですが、X線CTと異なり、磁力と電磁波により画像化するためX線被ばくはありません。ただし、手術などによりペースメーカーなどの電子機器や金属が体内に存在する場合などいくつかの制限や検査に伴うリスクがあります。CTと同じ部位の検査でも異なった情報が得られるため、両者を組み合わせて検査する場合があります。CTは横断面(輪切り)が基本となりますが、MRIでは縦断面や斜めの断面など任意の断面を直接得ることが可能です。
また、造影剤を使わずに血管像を得ることが可能でMRAと呼ばれ、脳ドックなどでも行われています。当院では1.5T(テスラ)の装置を導入し、安全に留意しながら患者さん個々の病態に適した検査を心がけています。また、画像を得る他に、脳萎縮の解析や神経路の描出などのデータの応用解析も行っています。

相模原総合健診センターの脳ドックは、かくれ脳梗塞などの脳血管障害や脳腫瘍などの検出を目的とする脳MRIと脳動脈瘤など血管病変の検出を目的とする脳MRAを組み合わせて行っています。また、ご希望により脳萎縮の解析を組み合わせて行うことも可能です。安全に検査を行うため若干の制限事項がありますので、遠慮なく相模原総合健診センターまでお問い合わせください。